ごあいさつ

 

岩手支部長 佐々木芳春

同支社校友会岩手支部支部長 佐々木 芳春
1975年法卒

 

みなさまこんにちは。同志社校友会岩手支部の佐々木でございます。

当支部は、東北新幹線盛岡~大宮間暫定開業の4年後、1986年8月の設立総会で発足し、2016年に設立30周年の節目を迎えました。会員80数名相互の親睦を図ることを主な目的とし、年に一度総会と懇親会を開催する程度のとてもゆるやかな会として続いてきました。

とは申しましても、京都で多感な一次期を過ごした同窓生として、母校の建学の精神を受け継ぎ、少しでもその発展に寄与できればと願っているところです。

これまでの歩みを振り返ってみますと、母校への募金協力、同志社ゆかりの講師による講演会の開催、大学関係者の活動支援、顕彰碑の建立、原文/現代文対訳「同志社大学設立の旨意」の発行と県内各高校への送付、他県支部との交流などの活動を行っております。また、同志社の学生や生徒さんなどが様々な活動で岩手にお出でになった際には可能な範囲でお世話をさせていただくこともあります。

2014年には、校友会本部の資金援助を得て、NHK大河ドラマ「八重の桜」の時代考証を担当された元神学部教授の本井康博先生の講演会を支援しました。その中で先生は、同志社ゆかりの岩手県人を取り上げてくれました。同志社の教員になった熊本バンドの一人、山崎為徳。新島襄の出棺式で聖書購読をした片桐清治とその息子、哲(元同志社女子大学長)。同志社に学び、後に韓国に女子校を開いた渕澤能恵。新島の同志社への誘いを断ったが、後に同志社の理事を務めた新渡戸稲造。そのいずれもクリスチャンで、教育・伝道・国際協力に関わり、女子教育にも力を注いでいると説明されていました。片桐父子については、2007年に、当支部が主体となって全国の同志社及び女子大関係多数の方々から基金を募り、出身地奥州市の公園に顕彰碑を建立しました。敷地内には山崎為徳の胸像もあります。

岩手は京都から遠く離れているにもかかわらずこのような縁があるとは今もって新鮮な驚きがあります。新島は渡米のため函館に向かう航路、岩手の宮古港に立ち寄っており、その縁で、東日本大震災・津波の際には、同志社中学の生徒さんが地元の中学に慰問に訪れてくれました。

岩手支部は他県に比べれば小さな団体ですが、その分アットホームな雰囲気があります。参考までに当支部の役員を末尾に紹介します。毎年総会には、大学や校友会本部及び近県支部からご来賓をお迎えし、日々変貌発展を続けている最新の大学の情報に触れることができます。転勤等で岩手にお出でになった方や女子大関係者など、多くの同窓が気軽に当支部の行事に参加されることを願っております。

平成29年10月

 

同志社校友会岩手支部役員

平成30年10月改定

役 職 名 定員数  氏   名 備  考
支 部 長 1  佐々木 芳 春  1975・法学部卒
副支部長 2  菊 池 長一郎  1967・商学部卒
 佐 藤 孝 悦  1967・法学部卒
顧  問 若干名  遠 藤 治 夫  1960・経済学部卒
 菅 原 喜重郎  1960・神学部卒
幹  事 若干名  大久保   弘  1976・経済学部卒
 村 松   善  1991・文学部卒
 川 又 康 主  1992・法学部卒
事務局長 1  池 野 史 明  1989・文学部卒
事務局員 若干名  伊 藤 久 敏  1994・法学部卒
 横 田 裕 之  2008・経済学部卒
会計監事 2  浅 沼 和 男  1970・商学部卒
 野 場 勇 吉  1969・文学部卒